家の壁には壁紙や板材、タイルや鉄など様々な材料が使われます。
その中でもコスト面や機能面でもオススメするのが塗り壁です。
元々塗り壁は土や植物など自然の素材を壁の下地の上に塗って仕上げる日本の伝統的な壁作りの手法であるため四季があり、湿気が多い日本の住まいには非常にマッチングした壁作りの手法の一つです。
塗り壁の良さは機能面では調湿性があげられます。
例えば湿気が多い日は水分を吸い、逆に乾燥している日は湿気を出し室内を調湿します。
調湿性があるため、クロスなどで結露が出てカビが生えるという問題があったところでも塗り壁にリフォームし土壁を塗ることで湿気を吸い結露が出にくくなるなど結露対策やカビ対策などにもなります。
また冬場は太陽光を土壁が蓄熱し暖かくくなり、分厚い土壁だと夏場は少しひんやりするなどの断熱効果も期待でき、素材によっては自然素材を使用するためシックハウス症候群などの対策にもなります。
そして、デザイン面では自然の素材を使ったものなので、クロスなどの合成素材に比べやわらかいイメージが生まれ、職人の腕次第で様々な表情を見せてくれます。
クロスなどと比べると施工の期間やコストの面で劣りますが、自然の味わいや職人さんが仕上げるデザインには代えられませんし、塗り壁は年月の経過とともに独特の味が出てくるため、長期期間で考えればコスト面でもそれだけの価値があると言えます。
皆さんもリフォームで塗り壁のある暮らしを手に入れてみてはいかがでしょうか。
