住まいのリフォームを考えた時に見落としがちなのが、雨樋です。
雨樋のリフォームが必要となる原因はいくつかあるのですが、主に「経年劣化によるもの」「枯れ葉やゴミなどの詰まり」「直射日光による変形」「風・雪などの影響」です。
普段の生活であまり気に掛けることのない雨樋ですが、その役割は家に降った雨水が屋根から直接家屋へかかるのを避けたり、雨水をスムーズに地面に排水することにあります。
この雨樋が経年劣化などで水漏れをおこしていたりなどの不具合をおこしてしまった場合、しっかりとその役割を果たすことできず、家に降った雨が雨樋の途中で漏れ出し、家の外壁部分に垂れ流しとなってしまいます。この時に外壁部分にクラックなどがあれば、そこから雨水が侵入し家の内部を腐食させてしまう場合もあります。
このように、雨樋は家屋への雨水の侵水や外壁への汚れを避ける役割があるので、住まいの耐久性を高める役割も担っています。
雨樋の耐久年数は10年~20年といわれていますが、雨樋は点検する機会や掃除する機会が少ないため、日々気にかけて見ておくことで異変があった時に早期発見することがポイントです。
また雨樋の不具合を発見したら早期にリフォームし、他の箇所に影響がでないようにすることが重要です。
屋根をリフォームをする場合などに一緒に雨樋も点検しておくことをオススメします。
屋根のリフォームの際に点検することで、詰まりがないのか、ゴミなどが溜まっていないか、傾斜がしっかりと保たれているか、正常に機能しているかなどを目視することが出来ます。
せっかく屋根をリフォームしても雨樋がうまく機能しなければ雨を流すことができず、住まいに悪影響を与えてしまいます。
◆雨樋リフォームの相場
家の大きさや修繕する箇所の数などによって価格は様々です。
雨樋のゴミの清掃などであれば約1万円~5万程度と比較的低価格となりますが、一般的な家の大きさで雨樋全体のリフォームをおこなった場合の相場は約15万円~30万円ほどです。
雨樋リフォームの価格はリフォーム業者によって異なるため、リフォーム業者をしっかりと比較して、価値のある正しい雨樋のリフォームを行って下さい。