浴室リフォームは浴室の状態によってかかる費用が変動するリフォ ーム工事と言えます。
ではなぜ、 浴室リフォームは費用が変動してしまうのかと言うと浴室は壁の中 の状態や床下の状態が解体するまで見えないからです。
解体して現場の状態を見て判断し、場合によっては追加工事が必要となることもあるため、それを踏まえた上で契約の見積もり内容がどこまでの工事内容なの かという事を考えることが重要です。
追加工事が必要な例として、 既存の浴室がタイル張りの場合はタイルの解体と配管スペースの確 保のために解体工事と廃材処理費用が追加で必要となります。
また設置のために床下にコンクリートを施工する場合も追加費用が 必要となります。
場合によっては、 土台や柱の腐食にともなう補強工事なども必要となってきます。
蒸気がこもりやすい浴室は他の場所と比べると腐食が早いため、 浴室を設置してから20年以上経っていると多くの場合で交換や補 強が必要になります。
土台や柱を交換するためには外壁を解体しなければならなかったり 、窓の交換なども必要になってくることもあるため構造補強が必要になると浴室リフォームは金額が高くなってしまい ます。
さらに追加工事が必要となった場合、 工事期間も浴室の状態によって日数が多くかかることを知っておい て下さい。
単純な入れ替えだけの工事であれば比較的安い費用でリフォームす ることができますが、 リフォーム業者の広告にのっている金額はあくまでも必要最低限の 金額と考えることが重要です。
浴室のリフォームの場合、 工事の途中でこのような追加の作業が必要となった場合、 すでに浴室の解体をしているため追加工事をしないというのは非常に難しいため追加料金を払い工事を進めるしかありません。
このようなトラブルにならないためにも契約の時点で見積書にどこ までの範囲の工事が含まれているのか、 解体後にわかる補修工事が発生する可能性が高い箇所や追加になる 可能性のある工事はどのような種類の工事があり、 いくら費用がかかるのかなど、しっかり説明を受けて契約時に確認して下さい。
そして、 追加工事など総合的な工事費用を予算立てておくことが重要です。