リフォームの見積もりが下がった時に見るべきポイント

リフォームの見積もりが下がったときに見るべきポイント

 

同じ内容のリフォームであっても業者によって金額は様々です。
業者によっては一度出してきた見積額から大幅な値引きを行うところもありますが、悪徳リフォーム会社なども存在するため、あまりにも大きな値引きは警戒が必要です。
また施主にとってもリフォーム会社がどのようにしてコストを下げたのか知っておくことが必要です。
なぜならコストダウンの方法によってはリフォームの内容に大きく影響があるからです。
 
ではまずリフォーム業者がどのようにして金額を下げているかのポイントをご紹介します。
リフォーム業者がリフォーム費用を下げるポイントは様々ですが、業者にとっても利益を残さなければならないため単純に利益を少なくしコストダウンするという事をあまりありません。
器具や材料のグレードを下げたり、壁の下地などの見えない部分のグレードを下げたり構造材を既存のものを利用するといった方法でコストダウンします。
 
既存のものを利用すれば、解体費用・材料費・施工費などを大幅に下げることが可能ですし、器具の場合は最新の製品から型落ちや普及品に変更することでコストダウンが可能となります。
 
また材料を安いものにグレードダウンするという方法もあります
例えばフローリングを自然の無垢材から合成板に変更したり、壁紙のビニールクロスを厚手のものから薄手のものに変えるといった方法です。これからの方法は、部屋の広さにもよりますが大幅にコストダウンすることが可能です
 
壁紙などを変更する場合に気をつけなければいけない点は見た目ではわかりにくいと言うことです。
しかしグレードを下げることで耐久性が低下したり機能性が低下したりするため、リフォーム直後に問題がなくても数年後に問題が出てくる可能性があります。もし数年後に問題が出てきた場合はメンテナンスをしなければいけないためメンテナンス費用が必要となります。
ただ単にコストダウン出来たということに目を向けるのではなく、なぜコストダウンしたのかということに目をむけることが重要です。
なぜなら、材料などのグレードを下げコストダウンした場合は、本来思い描いていたリフォームが出来なかったり、見た目でわかりにくい材料の変更のため数年後にトラブルが起こってしまったりするからです。
どのような内容で見積書から値引きしたのかしっかりと説明してくれるリフォーム会社はいいのですが、このようなことにならないためには、金額の変更があれば一回一回しっかり見積書をもらい、古い見積書を残しておき、新たに提出された見積書を比較し、変更点の内容を確認することです。
そして変わった項目がどのようなもので、どのような点が違うのかしっかりと説明を求めればリフォーム業者も慎重な対応となるはずです。
 
しっかりとリフォームの知識をつけておけば、施主側からの提案などでリフォームの値段を下げることもできます。
またコストを抑えリフォームすることも重要ですが、リフォーム工事をするにあたり工事の内容や範囲などしっかり納得した上で契約することです。
リフォーム業者との打ち合わせの際に、しっかりと話し合いお互いが納得した上でリフォーム工事を行うことが重要です。