外壁塗装工事を業者に依頼し、全てを業者任せにしてしまうのはトラブルの原因となります。
工事を依頼する前に皆様自身もしっかりと外壁塗装の知識を身に付けることでトラブルを防ぐことができます。
外壁塗装工事の工程は、まず最初に足場をつくり高圧洗浄で壁の汚れなどを取り除きます。
その後、下地清掃、下地調整で損傷がある部分を補修したり、塗料の付着を阻害する汚れなどを取り除きビニールシートなどで養生をしてから塗りの作業を行います。
塗りの作業は「3回塗り」が基本で、下地塗り・中塗り・上塗りという工程で行うのですが悪質な業者は、この下地塗り・中塗り・上塗りという塗りの工程で手抜き工事を行いトラブルが起きます。
高圧洗浄や下地調整、養生などは手抜きしにくいのですが、塗りの作業は比較的手抜きがしやすく、例えば３回塗りをすると言っておきながら１回又は２回しか塗らないで済ますような悪質な業者もいます。同じ色で塗りを行うため見た目にわかりにくいということを悪用した手法です。
このような塗りの手抜き工事を未然に防ぐ方法として、外壁塗装をしてもらう業者に「色替え工法にして下さい」と言ってください。
この「色替え工法」という一言で塗りの手抜き工事を防ぐことが出来ます。
なぜ「色替え工法」にすると手抜き工事を防ぐことができるのかと言うと、一般的には中塗り・上塗りに同じ色を使うことが多いですが「色替え工法」は中塗りと上塗りの色を変えるため、１回目と２回目の塗りの色の違いで誰が見ても２回目をちゃんと塗っているということがわかります。ですから「色替え工法」と言うと業者も２回塗らざるえなくなるのです。
そしてより確実に工事を行ってもらうためには、工程ごとの写真を撮ってもらうことです。
このようなトラブルに巻き込まれないためにもしっかりとした実績のある塗装リフォーム業者を見つけ依頼することが重要です。
