トイレリフォームの費用と相場

トイレリフォームの費用と相場

 

トイレのリフォームは便座の交換から便器の取り替え、和式から洋式へのリフォーム、トイレの内装リフォームなど実に様々なリフォームがあります。

日々進化する技術により、一昔前と比べるとトイレの機能や品質は格段に向上しています。
便器は陶器製だけではなく、樹脂製で汚れがつきにくいものが登場したり、デザイン性に優れ掃除がしやすい形など、トイレの使いやすさが飛躍的に向上しました。

しかし一方で便器の形状やデザイン、グレードや機能なども多種多様で自分の住まいに合ったトイレはどのようなものが良いのか悩まれる方も多いかと思います。
そして価格も便器のグレードや内装リフォームの有無、リフォームの内容により異なるため必要な費用がわかりにくいのもトイレリフォームの特徴です。

まずはトイレのリフォームの種類ごとに、リフォームに必要な相場や費用、特徴などをしっかりと知っておくことがトイレリフォームを行う上で重要なポイントです。


■便座の交換

トイレリフォームで1番安い費用で出来るのが「便座」の交換です。
様式のトイレであれば、ウォシュレット機能や便座の暖房、フタのオート開閉、そして脱臭、抗菌機能など様々な機能があり、便座を交換するだけでもトイレの機能が高くなるため満足が出来るかと思います。
取り合える新しい便座がウォシュレットや便座の暖房機能などの電気を必要とし、トイレ内にコンセントがない場合は電気工事が必要になるため別途電気工事費がかかります。
また注意しなければならないのが、今使っている便器に対してどの便座でも使えるという訳ではないということです。
サイズによっては合わない場合もあるので事前に取り付け業者に確認して下さい。

便座交換の費用の相場:約5~8万円

費用の内訳
商品代:約2万円〜6万円
便座交換費用:約1〜2万円


■便器の交換

トイレのリフォームで一番行なわれるのが便器の交換です。
リフォームで人気のあるタンクレストイレなどの本体も20万円を切るお手軽な価格帯になり、グレードの高いトイレを選ぶことで様々な機能による満足度は得る事ができるため、より機能性やデザイン性を重視した便器へのリフォームが人気です。

日々進化する技術により、昔の便器と比べるとトイレの節水・節電機能や品質も向上しています。
ひと昔前のトイレではタンク内の水を排出していたため、「大」「小」どちらを流すにしても一回で約13リットルの水を消費していました。
現在のトイレはメーカーや種類によって異なりますが、「大」で5リットル前後、「小」で3.5リットル前後の水で済ませることが出来ます。
グレードが高いものになると自動洗浄機能で「大」「小」の判別も行うため節水にも繋がります。

便座の暖房機能についても、省エネ機能が備わり使用する時だけセンサー感知によって温めるものもあり、節電に繋がります。
また便器は陶器製だけではなく、樹脂製で汚れがつきにくいものも登場したり、凹凸など掃除のしやすさを考えたデザイン性に優れたものなど、トイレの使いやすが向上しています。
トイレのリフォームで便器を交換する場合、便器の本体のグレードによりリフォーム価格が大きく変わってきます。

便器の交換リフォーム費用の相場:約15~30万円

費用の内訳
商品代:約10万円〜30万円
トイレ取り付け費用:約3万円~
下地処理・解体撤去処分:約1万円~


■便器の交換+内装のリフォーム

便器の取り替えリフォームをするのであれば、床・壁・天井といった内装も一緒にリフォームすることをオススメします。
特に床材をリフォームする場合は、便器を一度取り外さなければいけないこともあるため、便器の取替えリフォームと一緒に行うと工事を一回で済ませることができ、コストダウンに繋がります。

そして、便器と一緒に内装をリフォームすれば、トイレ内の雰囲気はもちろんのこと、快適性や清潔感も一段とアップします。
床、クロスのデザインも木目調、タイル調、大理石調、シンプルなものなど種類も豊富で様々なデザインから選ぶことができ、色やデザインにこだわり壁紙や床材を選べば、トイレという空間を自分の好みに演出できるのも内装をリフォームするメリットです。

また床材やクロスなどは汚れにくいものや、消臭機能がついているものもあり、特に床材は清掃性に優れたものを選ぶ事で毎日の掃除が楽になるためオススメです。
機能性を重視しながらデザインや質感などの組み合わせで

トイレのリフォームで便器+内装をリフォームの場合、便器の本体のグレードと内装材の種類によりリフォーム価格が大きく変わってきます。

便器の交換リフォーム費用の相場:約20~40万円

費用の内訳
商品代:約10万円〜30万円
トイレ取り付け費:約3万円~
下地処理・解体撤去処分費:約1万円~
クロスの張り替え費:約2万円~
床材の張り替え費:約2万円~


■和式から洋式へのリフォーム

古くて使いづらい和式トイレを快適で機能的な使いやすい洋式トイレにリフォームだけで毎日のトイレで過ごす時間がとても快適なものになり、大きな満足感を得られることは間違いありません。
和式トイレから洋式トイレへのリフォームの需要はまだまだ多く、多くの理由が和式トイレは膝や腰などへの負担も多く疲れるといった理由や掃除がしにくく、機能面などでも不便であるといったことがあげられます。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームの場合、便器の取替え以外にも床・壁を一部解体しなければならないことや、水道工事、電気工事が必要になる場合があります。
そのため和式トイレから洋式トイレへのリフォームはトイレリフォームの中でも一番大規模となるリフォームです。
また和式トイレより洋式トイレの方が広いスペースを必要とするためリフォームの際には注意が必要です。

和式から洋式へのリフォームの床下の状況や壁床工事の内容によりリフォーム価格が大きく変わってきます。

和式から洋式へのリフォーム費用の相場:約30~60万円

費用の内訳
商品代:約10万円〜30万円
トイレ取り付け費:約3万円~
下地処理・解体撤去処分費:約3万円~
壁床工事費:約8万円~
クロス・床材の張り替え費:約4万円~
給排水管/電気工事費:約5万円~


■トイレリフォームまとめ

トイレは毎日使う場所なので、最新の機能が付いたトイレにリフォームすればトイレで過ごす時間がとても快適なものとなります。
トイレのリフォームはリフォームの予算、便器のグレードや内装など、こだわりによってリフォームに必要な価格は変わってくるため、まずはトイレリフォームの知識を身につけ、どのようなトイレにリフォームしたいのかイメージした上で正しいリフォーム会社を選ぶ事がトイレリフォーム成功への第一歩です。
そのためには、リフォーム一括見積もりサイトなどを上手く利用し、複数社からの見積もりを比較検討することが非常に重要です。
トイレのリフォームをおこなう際に、ぜひ参考にしてみてください。