リフォームの追加工事対策

リフォーム追加工事対策

 

リフォームを考えた時に心配になるのが、リフォーム時の追加工事。
何も知らないままリフォーム工事を始めてしまい、後から追加工事が必要と言われ予想外の出来事に困ってしまったという話もよく聞きます。
追加工事が必要になれば、追加費用も必要になるため価格も高くなりますし、工期も長くなるので出来るだけ計画通りにリフォームを行うのがベストです。


■リフォーム時の追加工事

リフォーム工事には追加工事がつきものだと言われており、リフォームの内容やリフォームする場所によっては追加工事が起きてしまうのも事実です。
リフォームの追加工事は予想外の工事費用の出費など、お金のことでトラブルになりやすく、トラブルになってしまってはせっかくのリフォームも台無しになってしまいかねません。

リフォーム前にしっかりと追加工事について理解しておくことでトラブルを軽減することが出来ます。
リフォームには意外にも追加工事が発生しやすい場所がある程度予測できるため、追加工事が起こりやすいリフォーム工事をある程度把握しておくことは可能です。

追加工事が起こりやすいリフォーム工事の場所、なぜリフォームの際に追加工事が発生するのか、また追加工事がどのような場合に発生するかなどの知識をしっかりと身につけておいて下さい。

リフォーム時に追加工事が発生しやすい場所は「床関係のリフォーム」「水まわりのリフォーム」「屋根のリフォーム」です。
この3カ所をリフォームする場合は追加工事が発生する可能性が高いことをあらかじめ考えておいて下さい。


■床関係のリフォーム

フロアの張り替えであったり、畳からフローリングに変えるなどのリフォームがありますが、当初のリフォーム計画では上面の張り替えだけを考えていたものが、実際工事が始まると床下の部分が白アリなどの被害に遭い腐食していたりした場合には、急遽取り替えの追加リフォームが必要となる場合があります。


■水まわりのリフォーム

水まわりのリフォームは追加工事の可能性が高いリフォームです。
特に在来工法の浴室まわりをリフォームする場合、お風呂と洗面所の出入り口付近にお風呂からあがる際に床に水が落ちることで、床下の基礎部分に影響を及ぼしている場合があります。
その場合、基礎部分が腐食していたり、白アリの被害を受けていたりするなどといった状態になっていることがあります。

このような場合には、まずは床下の修繕をしなければならないため、どうしても追加工事が発生してしまいます。


■屋根関係のリフォーム

屋根の葺き替えの際に既存の屋根材をめくってから分かる下地の傷みによる下地の修繕が必要
以上のようなことがリフォーム工事の際に追加工事として起こる可能性があります。このような追加工事がリフォーム中に発見された場合は、補修・補強の追加工事が必要となります。

追加工事が起こりやすい場所の共通点と対策
追加工事が起こりやすい場所に共通するのは、普段の生活では発見できない隠れている場所、つまり内部の状態を表面から判断できない場所となります。そして蟻害が起こりやすい場所です。

追加工事についてはリフォーム工事を行う前の現地調査で発見することが出来ればベストですが、下地などについては実際に床材や屋根材をめくってみないとわからない事もあり、事前に見極めるのが難しいものもあるため、どうしてもリフォームの工事中に発見してしまうという事になってしまいます。

どんな家にもリフォームによる追加工事の可能性があるため、床、水回り、屋根などのリフォームをお考えであれば追加工事が必要になることもあるため、リフォームの予算を少し多くとったリフォーム計画をオススメします。


■まとめ

リフォームは追加工事などの不安ばかりではありません。
しっかりとリフォームを計画して行えば必ずリフォームは成功します。
リフォームを成功させるためには、リフォーム会社選びがとても重要となります。

リフォームの追加工事は経験を積んだリフォーム会社であれば、築年数やリフォーム内容からある程度の追加工事の内容や範囲を推測できていますので、見積もりの時点で「追加工事が発生する可能性があるか?」「追加工事が必要になった場合はどうするのか?」「概算費用はどれくらいなのか」ということをしっかりと確認しておいて下さい。

前もってわかっていれば、いざ追加工事が必要になった場合も慌てずにすみ、予想外の出費を防ぐこともできます。