リフォームコンセプトを立てれば、リフォームは失敗しない

コンセプトを立てれば失敗しない

 

リフォームを行うにあたり、そのリフォームを成功させるための重要なポイントがあります。
そのポイントとは、リフォームのコンセプトをしっかりと決めるということです。
リフォームのコンセプトとは、「何故リフォームをするのか」「何のためにリフォームをするのか」ということです。
このコンセプトを決めることがリフォームを成功させるための重要なポイントとなります。

例えば、浴室のリフォームを計画したとします。
この時の浴室リフォームのコンセプトによってリフォームの内容や選ぶべき商品が変わってきます。


■古くなった浴室リフォーム

20年近く使った浴室が古くなってきたので、最新の機能がついたユニットバスにリフォームしたいというコンセプトだったとします。
このリフォームコンセプトの場合、「何故リフォームするのか」=「浴室が古くなったから」
「なんのためにリフォームするのか」=「最新の機能がついたユニットバスにしたいから」
というリフォームの式が成り立ちます。
このリフォームの場合は、必然的に選ぶべき商品は様々な便利な機能がついた機能性の高いユニットバスということになります。


■壊れた浴室リフォーム

浴槽にヒビが入り水漏れを起こしてしまい、あまり予算もないため、とにかくお金をかけずお風呂に入れるようにリフォームしたいというコンセプトだったとします。
このリフォームコンセプトの場合、「何故リフォームするのか」=「浴槽が水漏れを起こすから」
「なんのためにリフォームするのか」=「とにかくお金をかけずお風呂に入れるようにリフォームしたい」
というリフォームの式が成り立ちます。
このリフォームの場合は、とにかく安くリフォームしたいということなので機能面や便利さなどにはこだわらず、もっとも安価な商品のユニットバスを選ぶことになります。


■安全性の悪い浴室リフォーム

狭くて滑りやすい浴室に不安を感じ、より安全な浴室にリフォームしたいというコンセプトだったとします。
この場合、「何故リフォームするのか」=「浴室に安全性の面で不安を感じるから」
「なんのためにリフォームするのか」=「とにかく安全な浴室にリフォームしたい」
というリフォームの式が成り立ちます。
安全な浴室にリフォームしたいというコンセプトであれば身体状況を考慮し、滑りにくい素材を使用した床、手すりを付ける、できるだけ段差を低くするなど、安全性の高い、入浴行為の改善を重視した商品を選ぶことになります。

 

このように同じ浴室のリフォームでも、リフォームの目的次第で選ぶ商品やリフォームの方向性が変わってきます。
とにかく安全な浴室にリフォームしたいというリフォームコンセプトに対して、最新のユニットバスにリフォームしても安全面ということだけを考えるとあまり意味のないリフォームとなってしまいます。
このように「なんのためにリフォームするのか」というコンセプトをしっかりと決め、リフォームを行わなければ、いくら高いお金を使ってリフォームしても意味のないリフォームとなってしまいます。
逆にリフォームのコンセプトがしっかりしていると、コストをおさえながら目的にあったリフォームを行うことが可能です。
リフォームを行う前に「何故リフォームをしたいのか」「なんのためにリフォームをするのか」というリフォームのコンセプトを明確にしてリフォームを行うことで満足できるリフォームを行うことができます。