リフォームでカーポートを設置する際のポイント

リフォームでカーポートを設置する際のポイント

 

大切な愛車を風雨や直射日光から守ることが出来るカーポート。
住まいのリフォームで駐車スペースにカーポートを後から設置したり、現在使っているカーポートが古くなりリフォームが必要となることもあります。

設置場所や状況にもよりますが、カーポートは雨風や太陽光にさらされているため約10~20年間使っていると屋根や支柱に経年劣化による傷みが出始めるようになりますので、リフォームを考える時期でもあります。


■カーポートを設置するメリット

カーポートを設置する事で得られるメリットは様々です。
カーポートは車を止めておく以外にも様々な用途に使うことができる便利な場所となり、ガレージなどに比べると比較的手軽に設置できるのと、壁がないため見通しが良く車庫入れがしやすいのがメリットとなります。

次にカーポートの屋根材に使用されることの多いポリカーボネードは紫外線をカットすることが出来るため、紫外線による車の塗装の色あせや劣化、車内の日焼けなどを防いだり、雨や雪、鳥の糞などの汚れから車を守ってくれるためサビの発生が少なくなるなどの汚れ対策としてとても役立つので愛車を汚れやサビ、色褪せなどから守り、きれいな状態のまま維持することができます。
そのため洗車やワックスがけなどの回数を減らす事が出来るため日々のメンテナンスも楽になります。

そして汚れだけでなく台風や雪などによる外傷からも車を守ります。
ヒョウが降ってきて車の屋根やボンネットが凹んでしまったり傷ついてしまうということや、積雪による屋根やボンネットなどの凹みを回避し、愛車への被害を最小限に食い止めることが出来ます。
また車より大きめのカーポートにする事により雨に濡れる事なく車に乗り入れすることが出来たり、カーポートの屋根によって太陽からの光を遮断し、車内の温度の上昇を抑える事が出来るため、夏場は特に効果を発揮します。
逆に冬場はカーポートにより夜間放射を軽減するのでフロントガラスにつく霜を軽減します。
このようにカーポートを設置することにより得られる数多くのメリットが多くあります。


■カーポートの選び方

カーポートの屋根材は主にアクリル樹脂、ポリカーボネード、スチール折板など様々な素材が使われています。
またカーポートのサイズや形状など、それぞれ特徴や価格の違いなどがみられ、各社から様々なタイプが販売されています。
そんな豊富な種類のカーポートの中から自分にあったカーポートを選ぶにはポイントがいくつかあります。

それは車の大きさと高さを考えて選ぶという事です。
カーポートに止める車の大きさと台数、車の高さによって設置すべきカーポートの大きさは変わります。
カーポートの高さは屋根を支える柱の高さで変わるのですが、ワンボックスカーやRV車、ハイルーフ車はカーポートの高さが高くないと入庫することが出来ないため屋根の高いカーポートを選ぶようにして下さい。


■屋根の支持方法

カーポートの屋根の支え方には様々なタイプがありますが、大きくは片流れのもと両側を柱で支えるタイプのものです。
片流れタイプのものは狭いスペースでも駐車の際に邪魔になることが少なく、費用を安くおさえることが出来る反面、片側のみで支えているので強度に関しては両側を柱で支えるタイプと比べるとどうしても弱くなります。
一方で両側に設けた柱で屋根を支えるタイプのものは強度はありますが価格が高くなります。
しかし地域によっては風や雪などの気象状況の影響を受ける場合もあるため強度のある耐久性能に優れたカーポートが求められる場合もあります。
片流れのもと両側を柱で支えるタイプどちらにするのかは、カーポートを設置するスペースや地域による気象状況、予算など状況に合わせて考えるようにして下さい。


■カーポートの種類

最近では、パーツを自由に組み合わせることが出来るものや屋根を増やすことができるタイプなど様々な新しいカーポートが商品化されています。
中にはカーポートの屋根に太陽光パネルを装備したものもあり、晴れた日は直射日光から愛車を守るだけでなく、電気も発電してくれる優れものです。
しかし太陽光発電タイプのカーポートは屋根が重くなってしまうという点や初期コストが高くなってしまうという点もあげられます。


■カーポートの価格

カーポートは10万円台の比較的低価格なものから、100万円以上するものなど価格帯も様々で、価格帯の相場は約30万円~約50万円ほどです。
できるだけ価格をおさえ安くカーポートを設置したいのであれば、10万円台の安価なカーポートを設置するこも可能です。しかしただ単に安さだけにとらわれず、使われている素材・耐久性・デザイン性など総合的に判断することが重要です。


■カーポート設置まとめ

カーポートは愛車を守るエクステリアであり、住まいにとっても重要なアイテムです。ですからカーポートを選ぶ際は予算や駐車スペースの条件、家とのコーディネートを考えたデザインの物など自分にあったカーポートを見つけてください。