皆さん、屋根や外壁の塗り替えリフォームをされる理由は「築年数が経ってボロボロになってきたから」「外壁に汚れが目立つようになり見た目が汚くなってきたから」などといった理由が多いと思います。
では、汚れや経年劣化が気にならなければ外壁や屋根はリフォームをしなくてよいのかと問われれば、答えは「NO！」です。
もちろんリフォームすることで、外観美などのことを修繕することも必要なのですが、外壁の塗り替えリフォームの目的として1番重要なことは雨などの自然環境から住まいを守るという事です。住まいの傷みは放置したままにしておいても直ることはありません。
ですから、外壁や屋根の劣化が進めば雨漏りしたり、建物の内部まで水が進入して住まいを傷めます。だからこそ、外壁の塗り替えリフォームで塗料を新たに塗る事で住まいの耐久性や防水性、透湿性を高めるという事です。 防水性や透湿性が高くなれば、雨や湿度から住まいを保護してくれます。
しかし、ただ単に塗料を塗ればよいという訳ではありません。
ですから、しっかりと塗り替えリフォームの知識を身につけ住まいを守ることが必要です。
塗り替えリフォームで住まいを自然環境から守るために重要なポイントは、塗料と膜厚についての知識です。
■塗料の性質を知る
水性塗料の場合、水を多く入れていくとどんどん塗料が薄くなります。
このような薄め過ぎた塗料で塗装してしまうと、本来長持ちする塗料であってもその性能を十分に発揮できず長持ちしなくなってしまいます。
そのため塗料メーカーでは適切な薄め方を規定しているので、しっかりと塗装についての知識を熟知していることが必要です。 特に悪徳業者は水で塗料を薄めコストダウンをはかったり、薄めることにより塗料の伸びがよくなり作業を早く終わらせることができるため作業時間短縮を狙ったりするため、とても注意が必要です。
■膜厚について
外壁塗膜の劣化の1番の要因は紫外線です。
表層塗膜の1層目が紫外線で傷んでしまっても2層目が紫外線から住まいを保護していれば住まいへのダメージは少なくなります。
ですから、2層、3層と重ね塗ることで外壁がより長く住まいを自然環境から守ってくれます。
しかし、この膜厚についてもただ単に塗り重ねれば良いという事ではなく、適切な量を正し方法で塗装しなければ本来の性能を充分に発揮することができないため、塗料についての知識を熟知しておく必要があります。
悪徳業者はこういった所でも2層、3層と重ね塗ることをせずコストダウンをはかったり、作業時間短縮し人件費を減らそうとするため注意が必要です。
住まいを守る外壁や屋根の塗装リフォームを行うには、自分自身がこのような外壁塗装に関する知識を身につけておくことはもちろんのこと、これらの知識をより熟知し、しっかりとしたリフォームや相談の出来る外壁塗装業者を見つけることも重要です。
是非これら外壁リフォームの知識を身につけ、塗り替えリフォームの1番の目的は何であるのかという事を考慮しながら、今後の外壁リフォームの対策として役立てて下さい。
