外壁塗装リフォームは家を太陽光や雨などから守る他にも、家のイメージを変えることのできる重要な役割のあるリフォームです。
外壁塗装リフォームの年数は15年~20年の間隔で行うのが望ましいため、一度外壁リフォームを行うと15年~20年は塗り替えを行わないと思いますので、どのような色にするべきかということを迷われる方も多いかと思います。
外壁リフォームの魅力の一つは色の多さでもあるのですが、色を決める時に注意すべき様々なポイントがあります。いままでと変わらない家のイメージが良いのであれば、同色の色を選ぶことが望ましいと思いますし、違う家のイメージにしたければ今までの外壁の色と違った色を選ぶことになります。
つまり外壁塗装リフォームで塗装のカラーを選ぶ時の重要なポイントは家をどのようなイメージにしたいのかと言うことです。
■外壁の色の選び方
そして、イメージが決まれば色見本帳のサンプルから色を選ぶことになると思いますが、ここで注意すべきポイントは色見本帳のサンプルは升が小さいため実際に選んだ色を外壁に塗ってみると、思っていた色と違うということが起きることがあるということです。
これは色の面積効果と言われるもので、色を小さな面積で見た時と大きな面積で見た時に明るさや色味に違いが生じるという人間の目の錯覚で起きる現象です。小さな面積で見た色と大きな面積で見た色では、明度や彩度は大きくなるにつれてより明るく鮮やかに見え、逆に暗い色は大きな面積で見るとより暗く見えてきます。
ですから、色見本長から色を決めた後は、業者に必ず大きなサンプルを実際に作ってもらい目で見て確かめることが必要です。そして、サンプルの色を確かめる場合は外に出て太陽光の下で色を確認して下さい。
部屋の中でサンプルを確認すると蛍光灯などの照明の明かりで確認することになるため、光源の種類によっては、太陽光の下で見た色とは違った色に見えてしまう場合があるからです。
その際にオススメする色の確認方法は、現状の外壁の前にサンプルを持って違いを見るこということです。
このような確認の仕方にすることによって、今の壁の色と選ぼうとしている色の違いを比べることができるのでイメージを思いえがきやすくなります。
◆外壁の「艶」について
またもう一つのポイントは色の「艶」をどのようにするかということです。光沢が出る塗料を選ぶことで、「艶なし」よりも防水性があがり汚れが付きにくく、耐久性もあがるというメリットもあるのですが、壁に艶が出ることで新しい感じがするので綺麗なイメージになり過ぎ、壁だけが新しい感じになってしまって外壁リフォームを行った感じが出てしまいます。しかし、この「艶」もいつまでも持つわけではなく、塗り替えから約3年ほどで「艶」が落ちてなくなってしまいます。
また最初から光沢をおさえることも塗り方によっては可能です。
「7分艶」「5分艶」「3分艶」「艶消し」などがあります。艶をおさえることによって新しさがやわらぎ、家に馴染んだ落ち着いた雰囲気の外壁となります。しかし、艶をおさえると「塗り替えた」という実感があまり得られないということもあります。
このあたりは「艶」の新しい感じが好きな方もいらっしゃるので、艶によるメリット、デメリットを理解した上でお好みで選んでいただければ良いかと思います。
外壁リフォームは家のイメージを決めるとても大切なリフォームです。事前にこれらのことを参考に事前にしっかりと外壁リフォーム業者とイメージを話し合って、ワンランク上の外壁塗装リフォームを行って下さい。