住まいの断熱機能が十分でないために夏の暑さや冬の寒さに悩んでいませんか。
最新の断熱基準を満たした住宅は日本の住宅のわずか5%だと言われています。
床や壁または天井や屋根そして窓などを断熱リフォームすることで、夏の熱気をやわらげたり、冬の外気の冷気を遮断することができ、快適で暮らしやすい住まいとなります。
また、室内の温度差が少なくなるためヒートショック対策にも期待できます。
そして、夏場は外気の熱を遮断し、冬場は外気の冷気を遮断するのでエアコンの冷房効果をより高めるため光熱費のコストダウンなど省エネ効果の期待もできます。
断熱リフォームには「外断熱」と「内断熱」があり、その違いは簡単に言うと断熱材の位置がどの位置にあるかということです。
日本国内の断熱は一般的に内断熱が主流ですが、一方で海外の場合は外断熱が主流となっています。
「外断熱」は家の外壁や屋根など構造体の外に断熱材を施工し、外気熱を室内に伝えにくくする断熱方法で、「内断熱」は柱と柱の間や窓などに断熱材を施工する方法となります。
外断熱、内断熱どちらにもメリット・デメリットがあるため、どちらの工法が優れていると言うことはありませんが、マンションなどは必然的に内断熱となりますし、条件次第で内断熱、外断熱どちらかになる場合もあります。
内断熱工法・外断熱工法それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解し、どちらの断熱工法が自身のライフスタイルにマッチングしているのかしっかり見極めて施工方法を決めて下さい。
内断熱工法・外断熱工法 それぞれのメリットとデメリット | ||
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メリット | デメリット | |
内 断 熱 | ・外断熱と比べると施工コストが安い ・熱損失が少ない ・施工技術が比較的安易 ・防火にも優れている。 | ・冬場は暖まりやすく冷めやすい ・結露が発生しやすい ・配管、配線工事がしにくい |
外 断 熱 | ・温度差が生じにくいため結露がおきにくい ・気密性が高い ・性能の劣化が少ないため省エネルギーが可能 ・熱による建物の膨張や縮小などが生じにくい | ・施工技術が必要 ・施工コストが比較的高い ・外回りの敷地が必要 |
断熱リフォームは、外断熱工法・内断熱工法に関わらず、断熱素材の選び方や、きちんとした施工ができるかどうかが重要となります。室温を一定に保つ断熱リフォームで一年中快適な生活をはじめてみてはいかがでしょうか。