日本全国どこに住んでいても、いつ起こるかわからない地震への対策は必要不可欠です。
地震から住まいを守る耐震改修リフォームは大切な家族の命を守るものでもあります。
住まいの耐震改修工事を行うには、耐震診断を受け改修設計をし、耐震工事という流れになります。
耐震診断とは建築士などが立地条件や基礎の形式、または建物の壁の強さや劣化の具合などを調査し、総合的に住まいの耐震性を評価する診断です。
全国のほとんどの地方自治で耐震診断に補助金・助成金の制度を導入しています。
耐震診断の結果、倒壊する可能性がある、または倒壊する可能性が高く耐震性が不十分と診断された建物は、耐震補強設計と改修設計が必要となります。
改修設計とは、耐力壁を増やしたり、接合金物で補強する場合、天井を剥がしたり、壁を剥がしたりする必要が出てくるため、補強した後の天井や壁、床などをどのように仕上げるか決め設計することを言います。また、家のどこをどのように補強するか決める事を補強設計と言います。
耐震改修工事では、基礎を鉄筋コンクリート造の布基礎にしたり、補強や壁の補強、柱、梁、筋かいの接合金物が不足している場合は、接合金物を増やして補強します。
また新たに強い壁を増やすなどの壁の補強や柱などが腐っていたり腐食している場合は、はぎ木などで部分補修をしたり根継などで部材の取替えをします。
しっかりとした耐震リフォームを行うためには、使用する材料などで設計の内容も異なるため、家をどの程度の耐震強度のある建物にするかや、設計や工事の費用、工事の期間など専門化としっかり話し合いをして耐震改修の計画を立てることをオススメします。
また、設計図などもしっかり作成してもらい、補強の内容と改修内容を皆さんもしっかり理解し、納得してから工事を着工すればトラブル防止にもなります。
耐震リフォームを行い安心で安全できる住まいを実現して下さい。
