2015年2月3日に2014年度補正予算が成立したのを受け、住宅エコポイントが名前と内容を変え「省エネ住宅ポイント制度」としてスタートしました。
気になるその内容は住宅の新築、またはリフォームをする際に対象となる工事をすると国からポイントが発行されます。
発行されたポイントは好きな商品や商品券または追加工事の工事費用に使用できます。
前回の住宅エコポイントで工事実績があり、ポイントが発行されている人も前回の部分とは違う箇所を対象工事すると今回の省エネ住宅ポイント制度の対象となり、再度利用することができます。
省エネ住宅ポイント制度では新築の対象工事だと30万ポイント(1ポイント=1円に相当)
リフォームの対象工事だと耐震改修を伴う場合は最大45万ポイントが発行されます。
前回の住宅エコポイントでは最大で30万ポイントだったので15万ポイント引き上げられており、住宅エコポイントに比べるとかなりお得になっています。
新築の場合ですと自らが居住する目的であることが条件なり、木造の新築では「省エネルギー対策等級4」「断熱等性能等級4」「一次エネルギー消費量等級4」のいずれかに該当することが条件となります。
賃貸などの目的で住宅を新築する場合は省エネ住宅ポイント発行の対象外となります。
対象工事の内容に関しても住宅エコポイントと比べるとかなり変更点が多くなっています。
●窓の断熱改修
●設備エコ改修
となっており、発行ポイント数は工事の種類ごとに異なります。
省エネ住宅ポイント | ||
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対 象 住 宅 の 性 能 要 件 等 | 新 築 | トップランナー基準相当(木造住宅は等級4) |
リフォーム | (1)窓の断熱改修 (2)外壁、屋根、天井、床の断熱改修(部分断熱可) (3)設備エコ改修(エコ住宅設備3種類以上) +上記(1)~(3)にともなう以下の工事等 ①バリアフリー改修 ②エコ住宅設備の設置 (太陽熱利用システム、高断熱浴槽、節水型トイレ 高効率給湯機、節湯水栓) ③リフォーム瑕疵保険への加入 ④耐震改修 |
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ポ イ ン ト 数 | 新 築 | 300,000ポイント |
リフォーム | 最大450,000ポイント (工事内容に応じ3,000~120,000ポイント) (既存住宅購入を伴うリフォームはポイント加算) |
例えば窓の断熱改修ですと、一枚ガラスをペアガラスに変更したり、内側にもう一枚サッシをつけるなどのリフォーム工事が対象となってきます。
そして、外壁、屋根、天井、床の断熱改修では床・壁・天井などに断熱材を使用し断熱効果を高めるなどの工事が対象となってきます。
またエコ住宅設備の設置は節水トイレや高断熱のユニットバスに交換したり、エコキュートなどの高効率の給湯器に交換するという工事などが対象となってきます。
「窓の断熱改修」「外壁、屋根、天井、床の断熱改修」「設備エコ改修」を基本工事として併用できる工事があります。
●「バリアフリー工事」
●「耐震工事」
●「リフォーム瑕疵保険加入」
●「既存住宅購入リフォーム」
「省エネ住宅ポイント制度」発行の工事の請負契約は平成26年12月27日以降で既存契約の変更を含みます。ただし、これは着工前のもに限ります。
工事着工は平成26年12月27日から平成28年3月31日までとなっています。
また工事の完了は平成27年2月上旬から平成28年9月30日までとなります。
そしてポイント申請・交換申請の期間は平成27年3月上旬~平成28年1月15日まで。
申請対象期間は平成27年3月上旬からとなっており、遅くても平成27年11月30日までとなっていますが予算がなくなり次第終了となる予定です。
この機会に、「省エネ住宅ポイント」制度を利用したエコリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。