マンションの天井を高くするリフォーム

マンションの天井を高くするリフォーム

 

マンションの天井は低いけど、上の階の事もあるためリフォーム出来ないとあきらめていませんか?
マンションの天井の高さもリフォームで高くすることが可能です。
マンションの天井の高さを高くするリフォームは、いままでの天井を壊して天井を高くするため、部屋の開放感やイメージを大きく変えることが出来るリフォームです。

天井を高くする事で、部屋の圧迫感が軽減され、解放感は格段にアップするためリフォーム前よりも解放的な空間となります。
天井を高くするリフォームは全てのマンションで出来る訳ではないため、まず天井を高くするリフォームを行うことが出来るのかということが重要となります。天井を高くするリフォームが出来るかどうかは天井の状態や仕上げ方によって変わります。


■「直天井」と「二重天井」

まずマンションの天井には「直天井」と「二重天井」という2つの構造タイプがあります。「直天井構造」タイプの天井は上階の床となるスラブがそのまま天井になっているため天井を高くするリフォームを行うことはできませんが、「二重天井構造」の場合は天井を高くするリフォームを行うことが可能です。

「二重天井構造」タイプの天井はその名前の通り、天井が上階の床となるスラブとの間に空間をとり、その下に天井仕上げ材という二重の構造の天井になっています。
二重構造の天井を解体すると、今まで天井の中にあった配線や配管が露出します。この配線や配管を納める必要最小限の高さで天井仕上げ部分を仕上げれば従来以上の高さの天井にリフォームすることができます。

また天井仕上げ材の部分を取り払い、上部分のコンクリートのみの状態にし、配線や配管カバーを天井面に直接設けることによって天井の仕上げ部分を撤去することも可能です。
天井を高くするリフォームの最大のポイントはどこまで天井を高くあげることが出来るのかということです。ですので、天井裏をまず照明器具などの取り外しができる物を外し、そこから中の様子や、どれ位の高さがあるのか事前にチェック出来るのであればしてみてください。


■天井を高くするリフォームのデメリット

ただし天井を高くするリフォームはメリットだけではなく、デメリットもあります。
二重天井から直天井にした場合、コンクリートのみの状態にすることになるため、上階からの騒音に対する防音性能の低下や断熱性能の低下、また天井が高くなるため部屋が広くなるので冷暖房が効きにくくなるというデメリットが生じてしまいます。
また天井が高くなる分、照明器具の取り付けや掃除などをする際に不便を感じてしまうこともあります。


■天井を高くするリフォームの注意点

そして天井を高くするリフォームを行う場合にもっとも注意しなければいけないのは、エアコン用の配管や換気ダクトなど、基本的に位置を動かせなものもあるということです。リフォームを行う場合には、動かせない配管や換気ダクトの位置なども計画にいれ、注意しないといけません。
マンションで天井の高さを変えたい時には、リフォームを行う前にマンションの管理組合に相談し、リフォームする上で管理規約上問題がないかということをしっかりと確かめておくことが重要です。


■天井を高くするリフォームのポイント

マンションの天井を高くするリフォームはメリットもあれば、デメリットもあります。
ですから、まずは本当に高くするリフォームが自分にとって必要なのかということをしっかりと考えてください。

そして、天井の高さを変えるリフォームの費用は天井の状態や構造などによって異なりますが、相場としては20万円~40万円が目安となります。
しかしリフォーム業者によって天井リフォームの価格は異なるため、この相場もあくまでも目安程度となってしまいます。
場合によってはもっと安い価格になることもあれば、高い価格なってしまうこともあります。
ですから、まずはリフォーム一括サイトなどを利用して相見積もりをとり、その中から専門のリフォーム会社に相談し、自分に合ったぴったりなリフォーム会社を見つけることをおすすめします。