冬の断熱リフォームのポイント

冬の断熱リフォームのポイント

 

住まいの壁が湿気で湿っていたり、窓の内側に水滴(結露)が付いてる、窓際が寒い、暖房をしていてもなかなか部屋が暖まらず寒い、すぐに冷える、足元が寒い、すきま風を感じるなど冬ならではの住まいの困りごとがあるかと思います。
原因として考えられるのは住まいの天井・壁・床・窓などの断熱性能・気密性能が低い可能性があるという事です。

室内温度が同じでも、壁や床、天井や窓の「表面温度」が違うと体感温度が変わるのですが、この表面温度の違いも断熱性能の違いです。

 

◆住まいの断熱性能
家の断熱性能は使っている断熱材や断熱の方法などが異なるため、各家によって様々ですが築年数が浅い新しい家のほうが比較的断熱性能が高い傾向にあります。

それは省エネルギー基準が平成4年に新省エネ基準ができ、平成11年には次世代省エネ基準となり平成25年に改正省エネ基準と基準値があがっていることと、年々進化する断熱材の性能にあります。

1980年より以前に建てられた家は省エネルギー基準がなかったこともあり、断熱材が使われていない(入っていない)ということもあります。
また築年数が経てば経年劣化によって、断熱材が結露や湿気によって水を吸ってしまったりなど本来の性能を発揮できていないこともあります。

気密性能・断熱性能が悪い家はいくら暖房設備を入れて暖房しても問題は解決しません。
なぜなら断熱がしっかり出来ていないと、せっかく暖房器具で暖房した暖かい空気が外に逃げてしまったり、外の冷たい空気によって冷やされてしまったりするからです。
断熱性能の悪さから起こる結露はカビの原因となり、カビはシックハウスの原因となったり、家の土台や柱を腐らせてしまったりします。
また断熱がしっかりできていないと、暖房をより必要とするため暖房のために使う光熱費も必要となります。

 

◆暮らしの困ったを解決する住まいのリフォーム
これら住まいで起こる冬の悩みは断熱リフォームすることで解決することができ、毎日の暮らしを快適に生活することができるようになります。断熱リフォームは住まいの性能をあげる大切なリフォームです。

しっかり断熱することで床と天井付近の温度差が小さくなり、どの部屋でも温度差がなくなり家中が快適な空間になるうえ、冷暖房の費用を大幅に節減することができます。また省エネ効果も期待できます。

 

◆断熱リフォームのポイント
冬の寒さ対策としての断熱リフォーム工事のポイントは天井・壁から逃げる暖気を断熱することによって閉じ込め、床下からの冷気や窓から伝わる冷気をいかにシャットアウトするかにあり、断熱リフォームを行なう場所は、天井・壁・床・窓など全ての部屋の断熱リフォームする「全体リフォーム」はもちろん、普段多くの時間を過ごす「生活する場所だけ」を断熱リフォームを行うということも可能です。

もちろん断熱する箇所が多ければ多いほどリフォーム金額は高くなるため、断熱リフォームにかかる費用の総額と効果については、しっかりとリフォーム業者と相談して決めていくことがとても重要です。