キッチンリフォームでキッチン交換のみの場合、キッチン器具を運び入れるための作業経路や作業現場の壁や床にキズをつけてしまわないように養生を行います。
次に既存のキッチン、換気扇、吊戸棚などの解体を行い撤去していきます。
この時に既存の配管の状態や下地などがどのように施工されていたのかがわかりますので、水漏れや下地の劣化具合などを確認することが出来ます。水漏れや下地の劣化がひどい場合は水漏れ・下地復旧のリフォームも必要となります。
何も問題がなければそのまま新しいキッチンを設置することになります。
キッチンの種類によっては今まで使っていた水栓の位置や高さ、ガスの位置が変わってくるため、水道管やガス管の工事を行ないます。
ここまでがキッチン交換の基本となる工事となり1日または2日で工事自体は終わります。
多くの業者がここまでの工事をキッチン交換の標準の基本工事としており、広告に掲載されているキッチンリフォーム(基本工事含む)というのは基本この内容です。
また、せっかくキッチンを交換するのであれば、汚れが落ちやすく、見た目がきれいということもあり、キッチンパネル・キッチンボードと呼ばれる耐水・耐火パネルも施工し、同時にキッチン周りも一緒にリフォームオススメします。
例えば、キッチンに床フローリングを張る場合、キッチンの解体・撤去と床も解体・撤去します。その後に床の下地を組みなおしフローリングを張っていきます。床を仕上げたのちに、キッチンを配置します。
床フローリングの工事も含めたキッチンリフォームの場合、広さにもよりますが工事期間は3日~6日くらいが目安となります。
間取りごと変えるリフォームの場合は1か月~3か月の長期のリフォーム工事となります。
また壁や天井のクロスの張替も同時に行う場合、キッチンの配置前後にクロスの張替を行います。
クロスの張替であればキッチンリフォームにはあまり影響がないため工事期間が延びるということはあまりありません。
このようにリフォーム工事の大小にかかわらず、キッチンリフォームの順番はある程度決まっており現場養生→キッチン解体→下地工事→配管設備工事→仕上げ工事→器具設置→クリーニングという流れになります。
また基本的に解体工事~キッチンの組み付け期間中はキッチンを使う事が出来ないので注意が必要です。
下地工事には大工さんや左官職人が入り、仕上げ工事には内装屋さん、塗装屋さん、板金屋さんが入り、リフォームの規模によって関係してくる業者やリフォームの期間が変わってきます。当然リフォームに関わる業者が多ければ多いほどリフォームにかかる金額も多くなり、リフォーム期間も長くなりますので、どこまでリフォームするのか計画をしっかりすることで価格を抑えながら短期間の工事に収めることができます。
このように、どこまでキッチンをリフォームするか、工事期間はどうするのかなどの打ち合わせをしっかりと出来るリフォーム業者を選ぶことでキッチンリフォームを成功させることにつながるため、慎重にキッチンリフォームの計画をしてリフォーム業者の選定をしてください。