キッチンを選ぶ際に一般的にキッチン全体の価格、見た目のデザイン、収納量、使い勝手などを見て選ぶことも多いかと思いますが、このようなこととは別にキッチンを選ぶ際に確認しておくポイントがあります。
■ポイントその①「面材」
キッチンの面材とはキッチンの引き出しなどの正面の板のことを言います。
合板・無垢・ステンレス・ホーローなど様々な種類がありますがこの面材のグレードよってキッチンの価格は大きく変わります。
これはシステムキッチンのどのメーカーのどの商品にも言えることです。
キッチンを選ぶ際にキッチンの横幅が長くなったり、短くなったりするよりも面材が変わるほうがキッチンの価格に関する影響が大きいと言えます。
そして、面材をみるポイントは面材の正面と側面のつなぎ目です。
この面材のつなぎ目の所からもし水が入ってくると正面のシートが剥がれたり、汚れがついたりなどの症状が年数が経過すると起こります。
特にシンク下の引き出しは水がよくかかる所なので、キッチンの使い勝手には問題は生じませんが見た目的にかなり悪くなってしまいます。
キッチンの価格を大きく左右するところだからこそ、細かい面材の継ぎ目もチェックしておくことが重要です。
ショールームにいった際には実際の使い勝手はもちろんの事、面材の継ぎ目などもチェックしておいて下さい。
■ポイントその②「強度」
キッチンの戸が引き出し戸の場合は引き出しのレールの強度もチェックすることが重要です。
このレールの強度がしっかりしていないと少し重たいものを収納した場合にへたってしまうという事が起こってしまいます。
そのような場合は収納しているものを減らし中のものを移動させることで対処はできますが、収納できる量が減るため、「入れたい物がいれられない」「重たいものが入れられない」などの問題が起こります。この症状が一番起こりやすいのがコンロの下の引き出し戸です。
コンロ下の引き出し戸は鍋やフライパンなどの比較的重たく大きなものを収納するためですが、そのような引き出し戸にレールのヘタレによる問題が起こってしまった場合、大きな物を収納したくても強度が持たないため収納することができません。
表向きの収納量や使いやすさも重要ですが、それに加えて実際に生活する上での問題点が起きそうな部分もしっかりチェックすることが重要となります。
このようなポイントはカタログなどでは分かりにくいため、事前にしっかりとリフォーム業者と相談することが重要です。
キッチンリフォームする際には価格だけにとらわれず、このようなポイントにも目を向けて選ぶことが重要です。