住宅診断を賢く活用!

住宅診断を賢く活用

 

住宅診断とは、中古住宅を購入する上で、物件の適正価格や、物件の現在の問題点、不動産価値は妥当なものか、購入し実際に入居するにあたりどれくらいのリフォームが必要なのかなどを住宅に精通した住宅診断士(ホームインスペクター)がプロ目線で第三者的な立場から総合的に診断してくれることです。

住宅を診断する方法は目視で「屋根、外壁、室内、天井裏、床下」などの状態を診断するのが基本ですが、機材等を使用して診断を行う場合もあります。

診断をすれば「屋根、床下、天井裏」など普段の生活で見えない部分の問題点も明らかになりますので、リフォームを必要とする箇所やリフォームの内容、リフォームの費用などもわかるため、中古住宅購入の判断材料となります。

また住宅診断は中古住宅購入時だけに限らず、現状で住んでいる住まいにも有効です。
そもそも住宅診断とは現在の建物の状態を詳細に記録し資料として残すということです。
リフォームを行う場合にはまずリフォーム会社への見積もりを行うことになりますが、業者によって調査の仕方も見積もりの価格もまったく異なるので、そういった場合に第3者目線から見た住宅の資料が役に立ってきます。
診断をすることによって、必要以上にリフォームの工事範囲を広げることを防ぎ、適切な計画・適正な価格でリフォームをする資料となります。

あくまでも目安となりますが、築20年をこえたら一度住宅診断を行い、水漏れや構造の経年劣化などを明らかして状態が悪くなる前にリフォームを検討して下さい。

なぜなら住宅診断を行い、住まいの問題点を早期に見つけ出だすことで、住まいの状態が悪化する前にリフォームを行うことが可能となり、リフォーム費用を安く抑えることができ、コストダウンへとつながります。
そして、早期にリフォームする事で建物を良好な状態で維持することができるので、建物の寿命を延ばし長く暮らし続けることが出来ます。
また建物を良好な状態で維持することは売却時にも高値で売却出来ることが期待できます。

中古住宅購入・売却・リフォームなど、その時点での家の状態を把握するという事は住まいの計画の成功と後々の安心へとつながります。
家を大事にし、長く暮らすことは暮らしの中では重要なポイントとなりますので、住宅診断を検討してみてるのもいいのではないでしょうか。